こんにちは
ココカラ不動産です。
ココカラ不動産ではご案内して気に入った物件に出会ったら、ご契約前に「調査」をします。
マンションの場合は「長期修繕計画」「理事会議事録」「総会議事録」を確認いたします。
現在、マンション内にトラブルがないか直近5〜6年の議事録を確認します。
売主側業者さまに協力していただいて、前もって管理人に電話をしてもらい、管理人から上記の資料を確認させていただきます。
先日、築30年超のマンションを調査しに伺いました。
資料を確認したところ管理状況がボロボロで、漏水している箇所が7箇所も8箇所もあり、なおかつ漏水箇所の修繕が「未実施」の状況です。
理事会議事録では全住戸に対して居室内に漏水がないかのアンケートを実施しており、8、9世帯に漏水を確認しているというアンケート結果になっていました。
大規模修繕予定も数年前に過ぎているにも関わらず、行われていません。
理由は大規模修繕費用が1億円以上掛かる予算に対して、半分程度の6,000万円程度しか修繕積立てされておらず、大規模修繕も漏水の修繕も実施できない状況です。
管理人に状況を確認すると居住者が年金暮らしの高齢の方が多く、「修繕積立金」の値上げに賛成してもらえず、積み立て金が貯まらないとのことです。
この物件は管理状況に問題なければ契約に進む予定でしたが、お客様には「購入してはいけないマンション」であると報告し、引き続きご提案をしていく連絡をしています。
マンションにしても戸建てにしても販売されている物件が、まともな物件だけとは限りません。
購入する際はしっかり調査をする必要があります。