こんにちは
ココカラ不動産です。
都市部では築40年、築50年のマンションをフルリノベーションして販売されている物件も沢山あります。
室内は新しい設備や床材、壁紙にされており、新築同様の部屋になっていたり、コンクリート打ちっ放しにして配管やダクトを露出してオシャレカフェのようにリノベーションにされている物件もあります。
しかし私は築古リノベーション物件はお勧めしていません。
その理由についてお伝えします。
【お勧めしない2つの理由とは】
1.資産価値がない
築古リノベーション物件はリノベーション業者がとても安く買取しています。
そして、室内をキレイにして地域の相場に合わせて高く販売しています。
もし5,000万円で販売されている築古リノベーション物件があったとしたら買取価格は「3,000万円〜3,200万円以下」ではないでしょうか。
もし、購入後にその物件を売却したいと思ったときには購入価格より大きく下がり、損失がでる可能性が高くなります。
人はキレイなものや新しいものに引き寄せられてしまいますが、その心理を上手に使った販売方法です。
築50年は築50年の価値しかありません。
2.耐震性がない
築40〜築50年であれば「旧耐震基準」のマンションです。
もし震災が起きてしまったら建物に傾きがでたり、倒壊の恐れさえあります。
どんなに表面をキレイにしてもコンクリートの中や配管は「築50年」であることを忘れてはいけません。
お客様から築古リノベについて言われた時はリスクにお伝えして全力で止めていただくようにしています。
その時は築20年台の物件を購入して、ご自身でリフォームをすることをお勧めしています。
毎日のように全国各地でおきている地震のニュースを見ていると、いつ自分の身の周りで起きるかわかりません。
地震によって住む家を失くすリスクを負ってまで、築古物件を購入することはありません。
築古物件は「命や財産」を失うこともあることを理解した方が良いでしょう。
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