こんにちは
ココカラ不動産です。
マイホーム購入のご相談は40歳前後の方が一番多いです。『結婚』『出産』『老後のこと』などから考え始めるからだと思っています。
しかし私は老後を見据える視点からみた場合、購入のタイミングは『遅い』と思っています。
本日は『40代のマイホーム購入で確認すべき3つのこと』についてお話しいたします。
定年後の返済計画をどうするのか
不動産業者にマイホームの相談に行って、定年後の返済計画を聞かれることはないでしょう。一般的には物件の良し悪しや年収から購入できるかできないかの話をされます。もし定年後の話をすることで、お客様が購入を迷われてしまったら商売になりません。
40歳購入で定年後10年の75歳まで返済
45歳購入で定年後15年の80歳まで返済
本当に大丈夫でしょうか？
70歳で10万円以上のローンを払えますか？
75歳で元気にフルタイムで働けますか？
定年後の返済計画をしっかり考えましょう。
定年時の返済期間で住宅ローンを組む
出来ることなら定年時の返済期間で住宅ローンを組むと良いと思っています。もしくは、定年時に完済できるように資金を作っておくのも良いでしょう。
・40歳なら25年返済で組む
・定年時の残債を確認して預貯金をつくる
私のお勧めは35年返済でローンを組み、25年返済分の金額を口座に入金します。
【借入3,500万円 金利0.5％場合】
(借入時40歳、定年まで25年)
返済期間35年 : 90,854円
返済期間25年 :124,134円
124,134円を住宅ローン口座に入金することで33,280円が貯蓄できます。＋3,062円貯蓄出来れば定年以降は貯蓄で完済までの10年間返済できます。
このようにして定年時にはいつでも残債を返済出来る状態にしておくことが良いと思います。
年金受給額の確認
年金の受給額(見込額)は『ねんきんネット』で確認できます。
年金は自分の為の預金ではありませんので、私たちの年金の支払いは、現在のお年寄りの為に使われます。今後、少子高齢化が進めば受給額や受給年齢なども改正されるかもしれません。
いずれにしても、現在の制度での確認は必要です。
さいごに
私はマイホームを購入したいと思う年齢と老後を見据えた購入時期がマッチしていないと思っています。私は30歳前後に購入するのが老後を考えるうえでは良いと思っています。しかし晩婚化によって結婚も遅くなってきています。結婚してから二人でマイホームを決めたいという考えもあるので、独身でのマイホーム購入は躊躇される方もいらっしゃるでしょう。40代のマイホーム購入は「定年と老後」をしっかり考えて購入しましょう。
ご参考までに。
