こんにちは
ココカラ不動産です。
マンションの「修繕積立金」についてお話しします。
私はマンション購入で一番気をつけなければいけないのは修繕積立金だと思っています。修繕積立金は約5年おきに積立金額が上昇していきます。上昇金額は物件によって異なり、数千円から5000円以上上昇することもあります。30年、40年居住していくうちに修繕積立金がいくらになるのか考えなければなりません。
修繕積立金が将来大幅に上昇しやすい物件は「総世帯数」が少ないマンションです。
✔️23区→100世帯前後以上
✔️23区外→200世帯~300世帯以上
のマンションからご提案するようにしています。小規模のマンションはご紹介しません。それは将来にわたり安心して暮らせるかに直結するからです。以前、埼玉県のマンションで築25年、20世帯位のマンションで修繕積立金が50,000円を超えている物件を見かけたことがあります。そのマンションの修繕積立金がどこまで上昇するのかと思うと恐ろしいです。
よくお客様で勘違いされている方も多いのですが、修繕積立金を誰かに支払うものだと思っている方がいらっしゃいます。それは間違いです。修繕積立金は自分達で将来の為に貯めるという考えを持たなければいけません。もし修繕費があまり貯まっていないのに何か大きな修繕があったら借金をしなければいけません。それは居住している方、全員の「借金」になります。もしそのような状況になってしまったら、売却することはとても難しいです。
私は逆に修繕積立金が低い物件は検討から外します。大きなリスクがあると思っています。
マンションを検討するときに、「いいな」と思ったら早めに確認が必要です。営業マンにマンションの「重要事項等に関わる調査報告書」や「長期修繕計画」を確認させてもらってください。その報告書には管理費や修繕積立金の貯蓄額も記載されています。何億円も貯まっているマンションもあれば、ほとんど貯まっていないマンションもあります。管理組合でしっかり管理運営されているかが確認できます。
「マンションは管理を買え」とも言われます。ぜひ気をつけてください。