こんにちは
ココカラ不動産です。
私はお客様にご提案しない物件があります。お客様に予算やエリア条件内の物件を全て提案していたら迷われてしまいます。私は見学する前から、その物件を選択しないとわかっているものはご提案物件には入れません。本日はマンションのご提案で紹介しない「外す条件」についてお話しします。
小規模マンション
小規模マンションとは100世帯未満のマンションです。23区の一等地であれば40世帯未満のマンションはご提案しません。たとえ「駅が近い」「日当たりが良い」「割安な価格」だとしても紹介はしません。
小規模マンションにはリスクがあります。修繕費が将来高騰する可能性もあります。世帯数が少ないことから修繕積立金が貯まりづらく、もし大きな修繕が必要な時に「借金」をするかもしれません。そうなったら希望する価格で売却することは難しくなってしまいます。私はお客様の条件内に小規模マンションしかなかったとしたらご提案しません。自分が購入の選択しないものをお客様に提案することはありません。
旧耐震基準のマンション
旧耐震基準とは「震度5程度の揺れでも建物が倒壊せず、破損したとしても補修することで生活が可能な構造基準」です。
新耐震基準とは「震度6〜7程度の揺れでも倒壊しないような構造基準」です。
旧耐震基準は昭和56年6月以前の「建築確認」の申請をされた物件になります。震度6を想定していない建物ですので、首都直下型地震や南海トラフ地震などが起こると言われている今、リスクが大きいです。地震発生時に倒壊などで命を落としてしまう可能性があります。自分が住むのもそうですが、隣の建物が旧耐震マンションであるのもリスクだと思っています。何かが破損して落ちてくることもあります。
ただ私は旧耐震マンションでも「団地」は命を落とすリスクは少ないと思っていて推奨しています。階数が4〜5階、エレベーターがない、敷地が広くゆとりがある、1つの階段で8世帯か10世帯の利用者しかいませんので地震の初動で避難がしやすいです。
さいごに
マイホームは高額商品です。できることなら価値あるものを購入した方が良いでしょう。また地震の多い日本では震災によって命を落としてしまうこともあります。「もしあのときあのマイホームを選ばなかったら」とならないようにリスクだけはしっかり把握することが大切です。