こんにちは
ココカラ不動産です。
会社の福利厚生には「社宅制度」や「家賃補助制度」があります。
家賃を全額もしくは半分程度を会社が負担してくれるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
特に新卒入社で給与もまだ高くない若い社員には魅力的にうつる制度なのではないでしょうか。
ただ、私はこの制度を長く利用すると人生を狂わせてしまうかもしれないと思っています。
人は当たり前に貰い続けられるものには感謝も薄れ、給与と変わらない感覚になってしまいます。
そして、いつまでも社宅制度を利用し続けないと損をする気持ちへと変わっていきます。
私が過去に50代のお客様から
「社宅制度があるからマイホームは悩むんだよね」
と相談を受けたことがあります。
私は
「ゆっくり考えたらいいんじゃないですか」
とお伝えしています。
私は営業マンですが、嫌がる人に無理やり営業したことはありません。
なぜなら、誰もが自身の人生を他人にとやかく言われたくはないと思っているからです。
まだ5年、10年前の相場なら良いです。
ただ今の相場はそうはいきません。
どんなに年収が高い方でも「期間」を武器にマイホームを購入しなければ住宅ローン破綻になってしまうかもしれないからです。
社宅制度や家賃補助制度の会社にお勤めなら家賃分はしっかり貯蓄をしなければいけません。
22歳から35歳まで家賃分を貯蓄できれば、1,000万円〜1,500万円程度貯まります。
その他に通常の貯蓄が500万円出来れば、合わせて1,500万円〜2,000万円になります。
「貰えてラッキー」と考えるのではなく、戦略的に制度を活用することが良いと思っています。
また、社宅制度がある会社にお勤めの方は不動産相場や家賃相場に疎くなりがちです。
それは住居費が会社からでるので、相場など考えなくなります。
さらに、会社からお金が出ることで、収入に見合っていないエリアに社宅を借りる方もいます。
そして、いざマイホームが欲しいとなった時に初めて希望のエリアに住めないことや年齢を重ねてしまい借入額が伸びなくなってしまうことを理解します。
若い方で社宅制度を利用されている方は「不動産相場」や「住宅ローン」を調べてみて、将来の住まいはどうするのか、5年後10年後はいくら貯蓄ができているのか、マイホームはいつ購入したら良いのかを考えておくことが大切だと思います。
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