こんにちは
ココカラ不動産です。
マイホーム購入を定年退職後に考える方もいらっしゃいます。
「私はこの考えには反対です」
理由は二つあります。
一つは、30代、40代、50代の時期にマイホームで楽しい時間を過ごすことが出来ないからです。
広いマイホームであれば生活も充実しますし、結婚して子供がいれば子供も楽しく過ごすことが出来るでしょう。
定年後の65歳からでは元気に生活できるのも15年程度です。
その短い期間だけでマイホームを楽しむのでは勿体ないと私は思ってしまいます。
以前、築10年位の中古戸建てが売却に出ていて、下見にいくと室内で車椅子が使われていて、床や壁などがグチャグチャになっていました。
売却理由を聞くと老夫婦が10年位前にマイホームを購入し、その5年後位にご主人が亡くなり、さらにその5年後位に奥さまも亡くなられたそうです。
遠方に住んでいた息子さんが相続して売却をされています。
こだわりの注文住宅がたった10数年で売られてしまうことになってしまっています。
もっと早くマイホームを建てていたら、ご夫婦や子供達ともっと長い期間、楽しく過ごせたのではないでしょうか。
もう一つは、定年後は現金でマイホームを購入するしかありません。
その現金があれば旅行や趣味もできるし、欲しい物が沢山買えると思います。
30代、40代、50代に賃貸に入りながら、お金を貯めて、定年後に大変な思いで貯めたお金でマイホームを購入するのではとても勿体ないと思ってしまいます。
人生で「マイホーム2戸分」の居住費を払うことになってしまいます。
私がマイホームを早く購入することを勧めるのは「居住費」に沢山のお金を払わない為でもあります。
住宅ローンを早く完済して居住費が掛からなくなれば、老後は好きなことができます。
定年後にマイホームを購入しようと考えている方は、ぜひもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
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